中島らもが残したあまたの言葉
			
しりとりえっせい
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しりとりえっせい 参考書籍情報 ・講談社文庫 ・1993年12月15日 1刷 書評を読む お題をしりとりで決め、それにしたがって書かれたエッセイ集。 先にお題をざっと決めてしまったものだから、執筆時に知らないことだらけで青くなったという。  | 
P.33 「苦痛」
人間は、自分の行為に何らかの意義がないと根本的に耐えられないものなのだ。
 
P.17 「白雪姫」
人間の根源的感情に鉤爪をかけてぐいっと引っ張り寄せるような要素、つまり毒とか血とかエロティシズムとかをきれいに消毒したのが今子供たちに与えられている昔話なのだ。
 
P.225 「連帯」
いまだに誰かが「我々は」といった物言いをすると、「誰が”我々”だ」とムカムカしたりする。
					
						ジャンル:エッセイ
					
					ネリモノ広告大全 ちくわ編
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				 ネリモノ広告大全 ちくわ編 参考書籍情報 ・双葉文庫 ・1996年7月15日 1刷 書評を見る 中島らもを世に知らしめた広告、啓蒙かまぼこ新聞のエッセイ部をまとめたもの。 どうみてもエッセイだが、これがカネテツデリカフーズの広告として『宝島』に掲載されていた。  | 
		
	P.15
	電通がなんだ。
博報堂がなんだ。
1対1だったら
負けないぞ!!
-広告のご用命なら-
(株)日広エージェンシー
	 
博報堂がなんだ。
1対1だったら
負けないぞ!!
-広告のご用命なら-
(株)日広エージェンシー
	P.27
	ボクは「中島の前に中島無く、中島の後に中島無し」といわれた中島です。
	 
	P.33
	筆者の大好きな季節、冬が去ってしまった。てっちり屋のツケだけ残して……。またあのいやな春がやってくるのだ。宝石のセールスマンのような薄ら笑いを浮かべて。
	 
	P.55
	もしかすると鳥にとっては上下というものが逆になっていて、空に舞い上がるということは「下降」であり、地に下りることが「上昇」なのではないだろか。
	 
	P.87
	広告はウソばっかりつく(商品のいい所をいって、悪い部分をいわないというのは、もうすでにウソの始まりである)。広告はエエカッコばかりする。広告は、もう見たくないと思ってるのに、スキマがあればどこにでも隠れてる。広告はイヤな女みたいだ。
	 
	P.90
	明日も上手におどけて見せられるように、皆でお祈りしましょう。
	 
		P.91
	
		秋はそこはかとなく悪意の季節
	P.155
	カタレプシー的タクシー乗ってやらない姿勢
					
						ジャンル:エッセイ
					
					変!!
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変!! 参考書籍情報 ・双葉文庫 ・1997年4月15日新訂発行 書評を読む 「変」をキーワードに世の変を笑う。 笑えるエッセイ集。  | 
P.12 
いいかげんウンザリして周囲を見渡していると、たまに、ほんとうに変なものというのにぶつかることがある。たいていの場合、そうした変てこなものは、「目立ちたい」という広告の発想からはおよそ離れたところに突如として鬼子のように生まれてきたものだ。
 
P.85 「ケモノ扁の話」
これはホモにねらわれたな、とゾッとして目をあけると、横にいたのは「オオアリクイ」だった。
 
P.86
汽車の中でふと目をさますと自分の横に『オオアリクイ』がすわっていた、というような話に僕は目がない。
 
P.235
メソポタミアの風俗を調べていて我々が「変」だと思うように、千年後の人間が見れば実に不可解な世界に我々は生きている
ジャンル:エッセイ
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