中島らもが残したあまたの言葉
			
水に似た感情
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            水に似た感情 参考書籍情報 ・集英社文庫 ・2000年5月25日 初版 書評を読む らもさん自身の体験をもとに描かれた、バリ島を舞台とした小説。 執筆中に躁病が発症し、半分は躁状態で書かれたという。  | 
        
P.20
羽根をひろげると蛇そっくりの顔になって外敵から逃れるという蝶がいた。こいつのデザインというのは誰が考えたんだ。明らかにダーウィンの進化論は通用しない。誰かがデザインしている。
 
P.133
日本たばこ産業は、煙草を売るのはやめて、マリファナを売りゃあいいんだ。
P.181
人は自分の心に名前がないことに耐えられない
 
P.227
別に驚くには当たりません。私は今までに自称キリストって人に十二人会っています
					
						ジャンル:小説
					
					バンド・オブ・ザ・ナイト
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				 バンド・オブ・ザ・ナイト 参考書籍情報 ・講談社 ・2000年5月24日 1刷 書評を読む ドラッグにおぼれたヘルハウス時代の退廃的日々を描いた半自伝的小説。 ラリりのシーンの、自動筆記で書かれたという言葉の連続は衝撃的。  | 
		
	P.18
	
P.45
P.69
P.101
		本気でサラリーマンをやるのは止めよう。胃に穴があいてしまう。九時から五時までの八時間を会社に身売りすることにしよう。そしてその代価として給料をもらおう。余った時間と金で、自分の好きなことをしよう。とにかく胃に穴をあけるのは止めよう。
	P.45
		未だ名づけられないさまざまの感情と包茎の先のピアスと誰に言うでもないさよなら
	P.69
		時代は70年代安保の敗北感に包まれていた。ビートルズが解散したところへ三島由紀夫が自決した。シラフでいられないような空気があった。
	P.101
	人間の目というのは要するにレンズでできている。レンズでできているのであれば我々の脳内に結ばれる映像は上下倒立して映るはずだ。
	 
	P.111
	おれはたぶん道ばたの石っころを蹴るだろう。長い沈黙にうんざりとしている石ころを。
	 
	P.143
	ほんまの友だちっちゅうのはな、自分がつらい目におうてるときには、親友に連絡せんもんや。
	 
	P.145
		部屋というのはその使用者の心象風景だ。
	
	P.332-333
	葬式には行かなかった。葬式に行かないのは俺の流儀で、あの黒枠に囲まれた写真を見てしまうと、もうほんとうにお別れだと感じてしまう。葬式に行かずに、あの黒枠の写真さえ見なければ、いつかどこかの街でばたっと会うような、そんな気のままでいられるからだった。
	P.349
	「ガド君はね、この世に向いてない人だったんだよ。そう思わないか」
	 
	P.349
	わしづかみにされた心臓、コンクリートの上を這いまわる太刀魚、ピス・ファクトリー
空のオルゴール
					
				空のオルゴール(Amazonリンク)
■参考書籍情報
・集英社文庫
・2005年2月1日 1刷
エンターテイメント長編。
奇術師同士の戦いを描く。
																								■参考書籍情報
・集英社文庫
・2005年2月1日 1刷
エンターテイメント長編。
奇術師同士の戦いを描く。
P.14
不可解は不可解としてそのままに受け止める。それが時友の流儀だった。そうでもしないと、この不可解だらけのお世界に押しつぶされてしまう。
 
P.15
いずれにせよ、時が我々を連れていってくれるだろう。約束の地へ。それが生であれ、死であれ、時が我々を連れていってくれるだろう。
 
P.87
「まったく神様は、何で食事なんていう面倒臭いものを創られたのだろう。俺はバッカスに祈りを捧げ、神を呪うよ」
 
P.220
二日酔いも、うまい酒も、両方味わってこそ酒の味だ。
 
					
						ジャンル:小説
					
					
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