中島らもが残したあまたの言葉
アマニタ・パンセリナ
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アマニタ・パンセリナ 参考書籍情報 ・集英社文庫 ・1999年3月5日 1刷 書評を読む ドラッグに関する論考や自身の体験談などをまとめたエッセイ。 テーマは沈痛なほどの「生と死」だと思う。 |
P.20 「睡眠薬系統」
自虐や反逆のツールとして使われているうちはクスリもたいしたことはない。問題はクスリが手段から目的にかわっていく瞬間にある。
P.40 「睡眠薬系統」
僕は、遠からず死ぬな、と思っていた。それも、ラリって階段から転げ落ちるか何か、そういったことのように思えた。
P.41 「睡眠薬系統」
ドラッグについて、酩酊について書くことは、死と生について語ることと同義である。
P.87 「咳止めシロップ」
”咳止めシロップがやめられない”というので悲観して自殺した高校生もいた。馬鹿な子だ。死ぬくらいなら、
”続けりゃいい”
”続けりゃいい”
P.87 「咳止めシロップ」
自分に愛想をつかせても人間は生きていける。
P.148 「有機溶剤」
生き残ってくる者と、一生廃人になる者がいる。これは「淘汰」なのだ。
P.229 「アルコール」
酒はいい奴である。酒自体には罪は一切ない。付き合い方をまちがうと僕のようになってしまうのだ。
ジャンル:エッセイ
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