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中島らもが残したあまたの言葉

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ガダラの豚 Ⅱ

参考書籍情報
・集英社文庫
・2003年9月7日 11刷


アフリカと日本を舞台とした巨編エンターテイメント、2巻。
主にアフリカでのエピソードが描かれている。
P.55
生きた人間のすることじゃないのよ、悲しみ続けるのは。
 
 
 

ガダラの豚 Ⅰ

参考書籍情報
・集英社文庫
・1996年5月25日 1刷


中島らもの代表作の一つ。
アフリカと日本を舞台とした巨編エンターテイメント。
P.178
人間というのは、存在そのものからして、幸福とか快楽を追うようにできているのよ。
 
 
 

人体模型の夜

参考書籍情報
・集英社文庫
・1995年11月25日 1刷


ホラーオムニバス。
人体の部位にまつわる短編ホラーが12話収録されている。
P.34 「セルフィネの血」
そこに人間がいる限り楽園は顕在しない。なぜなら「楽園」とは、その存在を夢想した人間が、おのれの生息範囲であるこの糞溜め=現実を裏返してみただけの反世界であるからだ。
 
P.89 「耳飢え」
人間は一人一人、無表情のペルソナの裏に言語化できないような混沌を抱いている
 
 
 

ガダラの豚 Ⅲ

参考書籍情報
・集英社文庫
・1996年5月25日 1刷


アフリカと日本を舞台とした巨編エンターテイメント、3巻。
てんやわんやの大団円。
P.33
世界というのは、すでに書かれた一冊の本だ。それを読むのが我々の日常の生だよ。
 
P.181
わけのわからないのは、人生だけでたくさんだ
 

今夜、すべてのバーで

参考書籍情報
・講談社文庫
・1995年3月15日 3刷

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吉川英治文学新人賞受賞作。
アルコール中毒で入院した際の自身の経験を元に書かれた。

P.54
同僚の仕事の愚痴を聞くのはまるで「仕事をしている」みたいで嫌だった。
 
P.146
生きる意志を杖として歩いていく人たちの流れの中にいて、そんな人たちのためだけに泣いたり笑ったりしたい
 
P.209
酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、「飲まない」ことによって与えられなければならない。
それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。
 
P.259
大人にならずに死ぬなんて、つまらんじゃないか。せめて恋人を抱いて、もうこのまま死んでもかまわないっていうような夜があって。天の一番高い所からこの世を見おろすような一夜があって。死ぬならそれからでいいじゃないか。

P.287
今夜、紫煙にけむるすべてのバーで。
 

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