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中島らもが残したあまたの言葉

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水に似た感情

参考書籍情報
・集英社文庫
・2000年5月25日 初版

書評を読む

らもさん自身の体験をもとに描かれた、バリ島を舞台とした小説。
執筆中に躁病が発症し、半分は躁状態で書かれたという。
P.20
羽根をひろげると蛇そっくりの顔になって外敵から逃れるという蝶がいた。こいつのデザインというのは誰が考えたんだ。明らかにダーウィンの進化論は通用しない。誰かがデザインしている。
 
P.133
日本たばこ産業は、煙草を売るのはやめて、マリファナを売りゃあいいんだ。

P.181
人は自分の心に名前がないことに耐えられない
 
P.227
別に驚くには当たりません。私は今までに自称キリストって人に十二人会っています
 

らも咄

参考書籍情報
・角川文庫
・1994年10月25日 初版

書評を見る

中島らもオリジナルの新作上方落語集。
全14話。 
P.190 「宇宙鯖」
戦争始めた当の本人が、痛うも痒うもないというのが一番おかしいんで。
 
 

空からぎろちん

参考書籍情報
・双葉社
・1997年7月30日 6刷

書評を読む

さまざまな場所に書いていたエッセイを集めてまとめたもの。
P.123 「学生時代に何をなすべきか」
自分を落ちこぼれさせて夢中になっていた「勉学以外のひと通りのこと」は、三十歳を超えてからジワジワと自分の役に立ちだしている。
 
PP.180-181 「私と失敗」
いまある自分というものは、必然のよってきたる結果なのであって、「なるようにしかならなかった」から「なるようになった」姿なわけです。その必然の帰結である自分の姿に、「失敗」というものさしを持ち込んでも意味のないことです。
 
 

砂をつかんで立ち上がれ

参考書籍情報
・集英社文庫
・2005年1月16日 3刷
書評を読む

読書に関する連載、他作家に寄せた解説などをまとめたエッセイ集。
自身の読書遍歴、自著の執筆秘話、書評など。
P.13 「ひかり号で飲む」
「よし、飲もう。ただし、今日じゃなくて明日飲もう」
 
P.37 「馬場伝説」
様式美。負の様式美。いわば、わびさびのプロレス。三十年前の、良き時代の、ほこりの匂いのするようなプロレス。俺はノスタルジーをもって馬場のプロレスを見ているのかもしれない。  
 
P.55 「レコーディングのエネルギー源」
レコーディングに必要なのはカーボ食とアドレナリン、ドーパミン、そして故意に荒らした声。殺気と笑い。胃にぽつりと点る程度のウイスキー、もしくはマイナー・トランキライザー。自分でもあきれるくらい下手くそな歌。シラをきる度胸。そんなとこ。
 
P.213 「デペイズマンと笑い」
笑いはそれがどんな笑いであれ、根底に劣者への差別を含んでいる。
 
P.216 「デペイズマンと笑い」
 笑いは差別であるが、必要な差別なのだ。
 
P.223 「『甲賀忍法帖』でひっくりかえる」
日本人はしかめっ面を良しとする国民で、ナンセンスを評価しない。
 

僕にはわからない

参考書籍情報
・双葉文庫
・1995年11月5日 1刷

書評を読む

宇宙や死といった哲学的な内容の多めなエッセイ。
ゆえに硬質な名言も多い。
P.27 「人は死ぬとどうなるのか」
厳密に考えるなら「生きている」の反対概念は「死」ではなくて、「生きていない」でなければならない。
 
P.73 「日常の中の狂気」
正気とは非常に稀有な狂気の一形態だ
 
P.87 「嘘について」
「嘘」とがっぷり四つに組んでいるのが僕の商売である。
 
P.196 「悪役の出身地について」
世の中の人間を善と悪にスッパリ二分するというのは、非常に幼児的なものの考え方である。扇風機のスイッチが強と弱しかないようなもので、そんな粗雑な思考パターンではこの世界の複雑さを受け止められない。
 
P.224 「わるいおクスリ」
人間はただ人間として在るだけで、その中に漠然とした混沌を抱いて揺らいでいるだけの存在なのだ。
 

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