中島らもが残したあまたの言葉
とほほのほ
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とほほのほ 参考書籍情報 ・双葉文庫 ・1997年4月15日 新訂発行 書評を読む 中島らもがとにかく興味があるものについて書いたエッセイ集。 B級映画、プロレス、笑い、変人など。 |
PP.15-16 「物いえば寒い唇②」
日本は世界有数の福祉国家であり、不労所得の乞食なる者は存在しない。従ってこの言葉が存在することは望ましくない、というのが政府の見解なのだ。我々は日夜、ガード下で「幻覚」を見ているわけである。
P.115 「ヤな言葉②」
今ある自分というのは、無数にあった分かれ道を、そのときそのときの可能性にしたがって進んできた結果の姿なのであって、「必然の集積」だと言ってもよい。
P.155 「私の好きなもの②」
世の識者の人たちはよく若い人たちの活字離れを嘆いてみせる。その結果として、読書感想文のような強制的な押しつけをして、ますます活字離れに拍車をかけたりする。愚行である。
ジャンル:エッセイ
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