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中島らもが残したあまたの言葉

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「まったく神様は、何で食事なんていう面倒臭いものを創られたのだろう。俺はバッカスに祈りを捧げ、神を呪うよ」
「よし、飲もう。ただし、今日じゃなくて明日飲もう」
酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、「飲まない」ことによって与えられなければならない。
それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。
二日酔いも、うまい酒も、両方味わってこそ酒の味だ。
一緒の仲間が楽しい人達だったので、いつもいい酒だった。要はそれなのであって、安かろうが高かろうが不味かろうが美味かろうが、そんなことは酔い心地に何の関係もない。気がよければそれは天下一品の美酒なのだ。

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