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中島らもが残したあまたの言葉

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その日の天使

参考書籍情報
・日本図書センター
・2010年6月25日 1刷

書評を見る

中島らものエッセイのベストセレクション。
人生について語ったエッセイを集め、未収録のエッセイも収録されている。
P.81 「パフォーマンスやめますか、人間やめますか」
世界というのは田舎の便所のように必ずおつりがくるように出来ているのです。
 
P.210 「躁と鬱と立腹と酒とバイアグラの日々」
思い返すと、おれが新しいことをやるきっかけは、いつでも怒りやね。
 
P.219 「躁と鬱と立腹と酒とバイアグラの日々」
ペンを持ちながら、「これでおしまい」とか書いて、死んでいくのかな。


 

寝ずの番

参考書籍情報
・講談社文庫
・2001年10月15日 1刷

書評を読む

落語家一門の葬式の様子を描いた「寝ずの番」3篇。
その他、7篇のユーモア短編を収録。
P.92 「寝ずの番Ⅲ」
最近の若いもん、なんていう言い方をするのは馬鹿のやることだ。
 
P.94 「寝ずの番Ⅲ」
おれの心は トタンの屋根よ
かわらないのを 見てほしい
 
P.158 「グラスの中の眼」
コマーシャルというのは人を欲求不満にさせるためのものだ。
 
P.164 「グラスの中の眼」
俺の人生は破れている。 

P.181 「ポッカァーン」
「ええねん。おもしろかったら」
 
P.198 「仔羊ドリー」
「セオリー通りに起承転結になっているのが気にくわない。面白いところを一番アタマに持ってきて”つかみ”にするんだ、そうすれば小説がもっとあざやかに興味深いものになる」
 
 
 

お父さんのバックドロップ

参考書籍情報
・集英社文庫
・1993年6月25日 1刷

書評を見る

小学生向けに書かれたユーモア短編集。
へんてこなお父さんを主人公にした物語が4話収録。
P.24 「お父さんのバックドロップ」
な?人間じゃねえんだ。怪物だよ、怪物。そんなのが本気出しあって戦ったらどうなる?殺しあいだよ。それをやらないのを八百長だっていうんなら、八百長だわさ、たしかに。
 
P.80 「お父さんのカッパ落語」
あきらめましたよ どうあきらめた
あきらめきれぬと~ あきらめたぁ~
 
P.179 「あとがき」
大人には、子どもの部分がまるごと残っています。子どもにいろんな要素がくっついたのが大人なのです。
 
 
 

It's Only a Talkshow 2

参考書籍情報
・メディアファクトリー
・2004年2月23日 1刷


晩年のトークライブをまとめたもの。
とはいえ中島らもは途中で逮捕されたりして何度も不参加。
P.68
いいバラードがあるんだよ。バラードがないと人はキチガイになる……。
 
 

異人伝 中島らものやり口

参考書籍情報
・KKベストセラーズ
・2004年8月15日 2刷

書評を読む

一人語りスタイルのエッセイ。
口述筆記は妻の「み」さんがやったのかな。にしてはきわどい内容が多いけど。
P.121
書くうえで意識してるのは、漢字をあまり使わないようにしていること。漢字を知らんわけじゃないけど、ひら仮名にしたほうが読みやすく、意味がよく伝わると思うから。
 
P.176
文才が枯れたら、「らも教」っていう新興宗教をつくるわ。ご神体はおれのペニス。
 
P.194
「神は死んだ」とニーチェが言い、
「ロックは死んだ」とジョニー・ロットンは言い、
「らもはもう死んでる」とおれの読者はみんな言うてるで。
 

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