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中島らもが残したあまたの言葉

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頭の中がカユいんだ

参考書籍情報
・徳間文庫
・1995年3月25日 12刷

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中島らもが事実上最初に書いた本(その前に自費出版で『すべての聖夜の鎖』を出している)。
短編小説が3篇収録。
P.10 「頭の中がカユいんだ」
人の見た夢の話は退屈だ。
 
P.77 「頭の中がカユいんだ」
ラリってる中で一番たちの悪いのは思想と宗教にラリっている奴だろう。
 
P.158 「頭の中がカユいんだ」
この夜が少しだけほころびているところ。運が良ければ、こじ開けられそうなところ。
 
P.175 「私が一番モテた日」
現実の女の子には聖女も娼婦もいはしない。そして僕の頭の中には実在する女の子の本質というものが欠如している。
 
 
 

らもチチ わたしの半生 中年篇

参考書籍情報
・講談社文庫
・2004年11月15日 1刷

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ミュージシャン、ゴンチチのチチ松村との対談集。
20代中盤から現在(2001年)までを辿る伝記的対談。
P.99
三十を過ぎるまでどうしてええかわからへんかったんよ。自分はたしかに才能があると思ってたけど、これをどこへ持ってったら使ってくれるもんなのか、よくわからなくて。
 
 
 

らもチチ わたしの半生 青春篇

参考書籍情報
・講談社文庫
・2004年11月15日 1刷

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ミュージシャン、ゴンチチのチチ松村との対談集。
幼少期から20代までを辿る伝記的内容。
P.125
よくあのころこうしてたらよかったのに、とか言うけど、それはないんや。勉強したいという意識はあっても、勉強できなかったから勉強しなかったんであって、自分の生きてきた来し方って必然の集積なんだ
 
 

何がおかしい

参考書籍情報
・白夜書房
・2006年8月25日 1刷

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遺稿集第2弾。
未発表の「笑い」に関するエッセイ、未放送のラジオを収録したCDなど。 
P.125 「物言えば」
言語への弾圧が存在者の存在そのものを虐殺しようとしているのだ。
 
PP.126-127 「物言えば」
言語をすりかえるのではなく、言語が造り出す世界、世界そのものの変革を。自由を、話す自由、生きる自由を。イヌのように与えられるのではなく、おれが、あなたが、創り生み出す自由を。
 
CD トラック2 27:52~
思想をもってる人が嫌いです。マルクス主義者も右翼も嫌いです。
自分の思想のとりでの中でぬくぬくしてるようなやつは大嫌いです。
 

なれずもの

参考書籍情報
・イーストプレス
・2004年10月28日 1刷

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中島らもが亡くなる直前に連載されていた対談。
柴山俊之、宇梶剛士、阿部譲二など、危ない橋を渡った人たちとの対話を収録。
P.37
世界は汚されてる。俺も汚れてる。だから、そんなものはみんな一緒に爆発してぶっとんでしまったらええんや
 
P.69
自由、自由って言ってるけど、拘置所へ入るとよーくわかるんです。拘置所の中も外も一緒や。世界中が監獄なんや。
 
P.170
そういう店っていうのはどんどん淘汰されていくでしょう。おしゃれな店に変わっていくから、街がどんどんつまらなくなっていく。
 
P.213
  あー、今日はおもろかったわ。

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