忍者ブログ
中島らもが残したあまたの言葉

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 
 

It's Only a Talkshow 2

参考書籍情報
・メディアファクトリー
・2004年2月23日 1刷


晩年のトークライブをまとめたもの。
とはいえ中島らもは途中で逮捕されたりして何度も不参加。
P.68
いいバラードがあるんだよ。バラードがないと人はキチガイになる……。
 
 

じんかくのふいっち

参考書籍情報
・マガジンハウス
・1993年9月28日 3刷


わかぎえふとの共著。
対照的な性格の二人が同じテーマについて語る。
P.93 「恋について ③」
キスしたところでエンドマークが出る、そんな現実があったら僕はそれを選ぶ。
 
P.150 「男のおばさん・女のおじさん」
おばさんとはひとつの精神状態の呼び名だ
 

異人伝 中島らものやり口

参考書籍情報
・KKベストセラーズ
・2004年8月15日 2刷

書評を読む

一人語りスタイルのエッセイ。
口述筆記は妻の「み」さんがやったのかな。にしてはきわどい内容が多いけど。
P.121
書くうえで意識してるのは、漢字をあまり使わないようにしていること。漢字を知らんわけじゃないけど、ひら仮名にしたほうが読みやすく、意味がよく伝わると思うから。
 
P.176
文才が枯れたら、「らも教」っていう新興宗教をつくるわ。ご神体はおれのペニス。
 
P.194
「神は死んだ」とニーチェが言い、
「ロックは死んだ」とジョニー・ロットンは言い、
「らもはもう死んでる」とおれの読者はみんな言うてるで。
 
 

牛乳時代 らも咄

参考書籍情報
・角川文庫
・1996年5月25日 初版

書評を見る

中島らもオリジナルの新作上方落語集第2弾。
全17話。 
P.26 「鶏ぶるまい」
じゃ、私も谷川・ポール・留吉、ということで、よろしいでしょうか。ジョージ。
 
P.187 「たばこぎらい」
嫌煙権、私はヘビースモーカーですが、一切反対はいたしません。人の吸った煙をかがされるというのは、オナラをかがされるのといっしょですからね。
 
 

こらっ

参考書籍情報
・集英社文庫
・1994年2月25日 1刷

書評を読む

仏の中島がついに切れる。
駅前開発、言論の圧殺を、グルメブームを、叱る。 
P.22 「言語の圧殺を叱る」
問題は言葉の響きの中になど存在しない。それを使う人間の意識の在り方にあるのだ。

P.45 「「教育憲兵」を叱る」
言っておくが、「自由」というのは決して美しい言葉ではない。自由を選べば人間は生きていく上では非常に不自由になる。そのために耐え忍ばねばならない孤独や心細さに比べると、我を折って「掟」の持つ不条理に耐えるほうがはるかに苦痛は少ないといえる。

P.110 「大麻取締法を叱る」
大麻取締法は現代の「お犬さま」条令である。

P.115 「勝新わるいか正しいか」
「すべて、この世に在るものは、隠蔽されることなく、個に対して開放されるべきである。ただし、それを”受け入れる自由”とともに、”受け入れない自由”も確保されている場合を前提として」

P.172 「いまどきの若者を叱る人を叱る」
「なっとらん」はずの世代が、確実に世の中を発展させつづけてきた

P.199 「熊本の子に毛がはえた」
教育はいまや社会システムを予行演習する「社会貢献のための予科練」に堕している。

Prev54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64Next

関連サイト
  • 笑える本を読もう!
    書評ブログ。中島らもの書評も多数。
  • 笑本ツイッター
    更新情報はツイッターにて。
  • 記事検索
    サーバー広告
    PR