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中島らもが残したあまたの言葉

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中島らものつくづく明るい悩み相談室

参考書籍情報
・朝日文芸文庫
・1996年11月1日 1刷

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朝日新聞で10年間連載していた「明るい悩み相談」をまとめたもの。
第6弾。

P.106 「カンチョーの不安でまっすぐ歩けぬ」
あなたが恐れている過去の”カンチョー”の実体は、「愛」なのです。

P.117 「玄関先にねぎを植えよとせまる母」
僕はペットとして「ねぎまろ」と命名したねぎを育てていたほどの親ねぎ派です。
 
 

寝ずの番

参考書籍情報
・講談社文庫
・2001年10月15日 1刷

書評を読む

落語家一門の葬式の様子を描いた「寝ずの番」3篇。
その他、7篇のユーモア短編を収録。
P.92 「寝ずの番Ⅲ」
最近の若いもん、なんていう言い方をするのは馬鹿のやることだ。
 
P.94 「寝ずの番Ⅲ」
おれの心は トタンの屋根よ
かわらないのを 見てほしい
 
P.158 「グラスの中の眼」
コマーシャルというのは人を欲求不満にさせるためのものだ。
 
P.164 「グラスの中の眼」
俺の人生は破れている。 

P.181 「ポッカァーン」
「ええねん。おもしろかったら」
 
P.198 「仔羊ドリー」
「セオリー通りに起承転結になっているのが気にくわない。面白いところを一番アタマに持ってきて”つかみ”にするんだ、そうすれば小説がもっとあざやかに興味深いものになる」
 
 

ネリモノ広告大全 ちくわ編

参考書籍情報
・双葉文庫
・1996年7月15日 1刷

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中島らもを世に知らしめた広告、啓蒙かまぼこ新聞のエッセイ部をまとめたもの。
どうみてもエッセイだが、これがカネテツデリカフーズの広告として『宝島』に掲載されていた。
 
P.15
電通がなんだ。
博報堂がなんだ。
1対1だったら
負けないぞ!!
-広告のご用命なら-
(株)日広エージェンシー
 
P.27
ボクは「中島の前に中島無く、中島の後に中島無し」といわれた中島です。
 
P.33
筆者の大好きな季節、冬が去ってしまった。てっちり屋のツケだけ残して……。またあのいやな春がやってくるのだ。宝石のセールスマンのような薄ら笑いを浮かべて。
 
P.55
もしかすると鳥にとっては上下というものが逆になっていて、空に舞い上がるということは「下降」であり、地に下りることが「上昇」なのではないだろか。
 
P.87
広告はウソばっかりつく(商品のいい所をいって、悪い部分をいわないというのは、もうすでにウソの始まりである)。広告はエエカッコばかりする。広告は、もう見たくないと思ってるのに、スキマがあればどこにでも隠れてる。広告はイヤな女みたいだ。
 
P.90
明日も上手におどけて見せられるように、皆でお祈りしましょう。
 
P.91
秋はそこはかとなく悪意の季節

P.155
カタレプシー的タクシー乗ってやらない姿勢
 
 

お父さんのバックドロップ

参考書籍情報
・集英社文庫
・1993年6月25日 1刷

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小学生向けに書かれたユーモア短編集。
へんてこなお父さんを主人公にした物語が4話収録。
P.24 「お父さんのバックドロップ」
な?人間じゃねえんだ。怪物だよ、怪物。そんなのが本気出しあって戦ったらどうなる?殺しあいだよ。それをやらないのを八百長だっていうんなら、八百長だわさ、たしかに。
 
P.80 「お父さんのカッパ落語」
あきらめましたよ どうあきらめた
あきらめきれぬと~ あきらめたぁ~
 
P.179 「あとがき」
大人には、子どもの部分がまるごと残っています。子どもにいろんな要素がくっついたのが大人なのです。
 

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