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中島らもが残したあまたの言葉

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いまある自分というものは、必然のよってきたる結果なのであって、「なるようにしかならなかった」から「なるようになった」姿なわけです。その必然の帰結である自分の姿に、「失敗」というものさしを持ち込んでも意味のないことです。
世界というのは、すでに書かれた一冊の本だ。それを読むのが我々の日常の生だよ。
生きた人間のすることじゃないのよ、悲しみ続けるのは。
人間というのは、存在そのものからして、幸福とか快楽を追うようにできているのよ。
今ある自分というのは、無数にあった分かれ道を、そのときそのときの可能性にしたがって進んできた結果の姿なのであって、「必然の集積」だと言ってもよい。

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