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中島らもが残したあまたの言葉

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夢見るごもくごはん

参考書籍情報
・双葉社
・1999年6月30日 1刷


わかぎえふ、チチ松村との共著。中島らも事務所編で出版。
3人での分担執筆のためらもさんのエッセイは少なめ。
P.21 「老後の計画」
僕は杖をついていて、毎日三時くらいに散歩に出かける。公園で小学生なんかが遊んでいると、杖を振りかざして、
「コラーッ!」
とどなりながら追いかける。近所の小学生は僕のことを「杖じじい」と呼んで悪魔のごとく恐れている。

P.29 「規制緩和」
誰かの作った規則に従うことは、とても安心する行為である。

P.71 「習得」
賞が欲しくて書いているわけではない。自分に納得がいって、読む人が楽しめるものを書きたいだけだ。

P.78 「涙」
涙には色がある。おれはそれを宗教的体験によって知った。

P.125 「秘密の弱点」
おれは女である。
その証拠によく女子トイレにはいる。


 

リリパット・アーミー ばらし篇

参考書籍情報
・角川文庫
・1999年1月25日 初版


中島らもが名誉座長をしていた劇団リリパットアーミーについて。
わかぎえふとの対談、「ベイビーさん」「一郎ちゃんがいく。」の脚本。
P.304
客に自分のドロドロしたところを引きずらそういうんは、一種のマスターベーションや。
 
 

じんかくのふいっち

参考書籍情報
・マガジンハウス
・1993年9月28日 3刷


わかぎえふとの共著。
対照的な性格の二人が同じテーマについて語る。
P.93 「恋について ③」
キスしたところでエンドマークが出る、そんな現実があったら僕はそれを選ぶ。
 
P.150 「男のおばさん・女のおじさん」
おばさんとはひとつの精神状態の呼び名だ
 

じんかくのふいっち2

参考書籍情報
・双葉文庫
・1999年6月15日 1刷


元マネージャーのわかぎえふとの共著。
二人が同じテーマについて記す。
P.25 「夢について」
「若者には夢があって当然だ」という態度に腹が立ちますね
 
 

せんべろ探偵が行く

参考書籍情報
・文芸春秋
・2003年10月30日 1刷


マネージャーの大村アトム、編集者の小堀純との共著。
1000円でべろべろになれる飲み屋を渡り歩く。
P.228
一緒の仲間が楽しい人達だったので、いつもいい酒だった。要はそれなのであって、安かろうが高かろうが不味かろうが美味かろうが、そんなことは酔い心地に何の関係もない。気がよければそれは天下一品の美酒なのだ。

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